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チョコレートのビターな真実

本日1年ぶりにバレンタイン(バレンタインは1年に1度だろ=0)オンドさんでの企画ライブでした。

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昼からの雨上がり、気温も暖かくなって。

音楽を楽しんでいただきながらフェアトレードのチョコレートを味わってもらい、知っていただこうという欲張りな内容でしたが、子連れのお母様はじめ様々な年齢層のお客さまにお越しいただけました。

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資料も可能なかぎり取り揃えて、なるべくわかりやすくフェアトレードの仕組みや児童労働の問題を身の回りの事として
考えてもらえたら、、私自身も勉強不足でうまく伝えきれないことがたくさんありますが、とにかく社会全体がどうしたら
もっと公平で無理のない関係(自然にも人間にも)が保てるのかというところを、理屈抜きで感じてもらえたら◎。

私もここまで内容を詳細ご紹介しながら、企画したのは初めてのことでした。そしてチョコレートを寄付付きという形で販売してみたのも、よりカカオ豆の児童労働を身近な問題として感じて欲しかったからです。


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児童労働と言っても実に様々な状況と問題がその下には隠されており、なかなか表面化されないのが現状です。
例えば、コーヒー、綿花、サッカーボール、衣料品、私たちが日常で関わっている多くのものが実は関係していること。
児童労働の根源はやはり貧困というボトムラインから起因しているということは変わりありません。ではそれをなくすためには、、果てしなく続く問題の数々といったい何から始めて良いのかという戸惑い。

安い価格で商品が手に入るということは、その裏で誰かがその為に本来支払われるべきものを搾取されて犠牲になっていると考えると、消費者の行動や選択も無責任に暴走しないはず。自分も前は安ければよかったという感覚が常にあったことを
今は罪だとさえ思えるようになりました。ものの向こう側にある人の顔を思い浮かべる。それは当たり前につながっていた
生産と消費が現代はパズルのように、様々な要因が介入して分からなくなってしまった、、イメージできないから、消費者は安ければいいという考えに走る。そんな自分本位な構図が自然とスタンダードになってしまったように思います。


何れにしても消費者が取る行動が企業を変え、社会を変える最も有効な手段だとするなら、フェアトレードはその第一歩。
理想はフェアトレードだからと言わなくても、当たり前に市場がフェアトレードになっていることが私たちにとって一番だと思うのですが、残念ながらそういう社会に現代はなっていなかった。「人間はこの地球に生まれてきて支配者になるのではなく、地球の住人として借りている1メンバーだという認識が大切。」先日参加した、四日市でのフェアトレードに関するワークショップでお話しされていた風’s(ふーず)の土井ゆき子さんがおっしゃっていました。

貧困ってなんだろう?と考えるといろんな答えがあると思います。お金がないこと。住む場所がないこと。教育がないこと。医療がないこと。食べ物がないこと。人間が生きていく上で必要な(だと思われる)今の社会での価値観での貧困です。でもそれが決して全てではなく、これらの条件を満たされた暮らしをしている人々でさえ、人間やっぱり貧しさは存在します。心が貧しくなる一方で、物質は豊かになっていく社会は日本人が今一番敏感に感じ取っているんじゃないでしょうか。

アフリカに行くと子供の多さに圧倒されます。子供は労働力になる。将来を助けてくれる。そんな認識が昔から普通にあって、村に行くほど子供は当たり前に働いて。家族やコミュニティーを支えるための労働であるうちは良かった。それがいつの時からか、企業の利益の為に労働者が駆り出され、子供もその犠牲になった。人身売買という問題がそこで浮かび上がる。断ち切れないように見れる負の連鎖は、実は我々消費者が持続的な社会をきちんと考えて、正当な値段を支払う努力をすることで終わらせることが可能なのです。

フェアトレード

この一言に込められた意味は大きく、深く、社会を未来につなげるキーワードです。

子供のために。私たち自身のために。同じ空で繋がっている地球の生き物のために。立ち上がりましょう。
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Author:tono
HITOMI TONO'KA "what I've got to say is.."

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