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ソーラン節

今、4年生の授業でソーラン節をやっている。
ちょうど、日本の民謡をやる流れでソーラン節がでてくるのだ。
改めて歌ってみると、なんて調子のよい曲。何回も繰り返していくうちに、いやでもボルテージがあがる一曲だ。
それは子供も同じようで、「ハイハイ」と「ハーどっこいしょどっこいしょ」の所だけは指し示したわけでもないのに
全員の声が一致する。そんなに今の時代聴いた事も歌った事もなかろうに、なぜかこの一体感は我々のもつ日本で生まれ育った証拠なのだろうか。というわけで、和太鼓を授業の中で実際にやってみる。毎度思うが、この和太鼓ほんとに合理的で2人が同時に向き合って叩けるのがすごい。外国の太鼓でもこういうのは、今までお目にかかった事はない。
かなり特徴のある楽器だと思う。今の学校には締め太鼓が3つもあったりするので、ちょうどお囃子っぽくてよいのです。
最初はドラムスティックを1組ずつ各自持たせて、まずは両手を耳につけて、「天をつく」練習。これが意外にぴんと腕がのびなくて苦労するが、慣れてくると感覚をつかんでくる。腰を落としてばちをうちこむように叩くようにと、お手本をみせては見るが、子供たちは実際やってみると、なかなか音がでない。力の踏ん張りや、やはり握力も弱いのか、すぐにばちを落とす子がいる。でも、何度かグループで練習してみると、次第にこつをつかんでくる様子。あと2〜3回やれば、なんとかみんなでお囃子ができるかな。たのしみ。

と、ひとつ驚いたこと。

5人一組でグループになり順番に太鼓を叩いていくのだが、「どんどんどんカン、どどんがどん」と「てんてけてっけ、てんてけてん」の口三味線に合わせてみんなで叩く際に、こちらがやめと言わなくても、自然に偶数の小節(邦楽には小節は実際存在しないだろうけど)でやめるんですねぇ。これって、子供が日常で西洋の音楽を耳にしていて身に付いた感覚なのかなぁ。ちょっとどきっとしました。

ちなみに、西洋の感覚で思い出しましたが、6年生がガーシュインの「スワンダフル」を合奏でやってます。
完全後のり(裏のり)ですが、結構難なくやってます。メロディーも単調ですが、リズムの感覚で覚えてやってる感じがすごくしますね。さすがに、シンバルのスイングのリズムは困難なようですが、裏打ちをすることにはかなり、今の子供は慣れていますね。ジャズをやることにも、まったく抵抗はなく、ビッグバンドの演奏と、指導書に付属してる合奏の模範演奏的なCDと聴かせたら、
「ビッグバンドみたいにやりたいっ!」
と即答でした。やっぱ本物はわかるんだよな。子供って。カッコいいものや、エネルギーのあるものには本と、反応が早いです。

今週は和太鼓用に腕立てやっとこっと。

力いるもんねー。アフリカンに負けてないさ。



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